[play] 4 four

2012年11月18日 演劇
[劇作・脚本]川村毅
[演出]白井晃
[出演]高橋一生 / 田山涼成 / 須賀貴匡 / 野間口徹 / 池田鉄洋

1段上がったステージがない。
きちんとした座席もない。
シアタートラムのむくの形の中央に空いたスペース。
積まれた箱馬、天井からぶら下がるロープ。
周りをぐるりと箱馬に座った客が囲む。
それもきちんと整列してるわけでなく、まばらでもないけど、割と間隔をあけて座っている。

これだけでどんな舞台になるんだろうとワクワク。

役者が客席内を歩き回ったり、普通にその中に座ってたりする。
最初の数分はそれに少し気を取られたりもしたが、すぐに内容に引き込まれる。

劇中劇。
大量殺人事件のそれぞれの形の遺族が、事件の関係者になりきってみる、という設定。

モノローグに次ぐモノローグ。
面白くなければ、そして役者に技量がなければ、眠くなってしまいそう。
しかし全くそうはならない。

5人とも素晴らしい役者さんだけど、やっぱ一生君が好きだな。
彼がワーーーーッと感情を発すると、とてつもなく惹きつけられる。
イッちゃってる感とか、すごい。
途中、1回だけバチコーーーン!と目があった気がして、心の中で「ゴメン!」とつぶやいた。
それにしても、お芝居とは言えあのシーンは精神衛生的に良くなさそう。
稽古から本番まで何度もやったら麻痺するんだろうか、慣れるんだろうか。
いや、役者なら大丈夫なのかな。
一生君が心身共に健康でありますように。

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