ふと思い出したことを書いてみる。

先日観た「たとえば野に咲く花のように」の舞台は九州のどこかで、登場人物は九州弁を話していた。
九州のどこなのかははっきりしない。
台詞の中で「なして」というものがあった。
これは「何故・なんで」という意味。

「噂の男」の副音声で、どのシーンか忘れたけど(わり始めのほうかな?)堺さんと山内さんが接近するシーンで、堺さんが山内さんの耳元でささやくように「なして」と言って、山内さんは爆笑したんだかしそうになったんだか(←私の記憶が曖昧)、という話をしていた。
んで、関西人な副音声メンバーは「どこの言葉やねん」と言っていて、堺さんが宮崎出身だから宮崎弁なのかなぁと言っていた。

んで、「たとえば〜」で最初に「なして」という台詞が出たときに、↑を思い出した、というそれだけの話。
_______

ちなみに札幌生まれ札幌育ちの私は「なして」に非常に慣れ親しんでいる。
自分も使う。
関東に居る時もたまに使ってしまう。

北海道は移民の土地でいろんな土地の言葉が混ざっている。
東北より関東から遠いのに訛りが少ないのはそのせいだろう。
北海道の「なして」がどこから来たものなのかはわからない。
もし宮崎出身の人によるものだったら、すごいことだなぁ。

たまに、札幌出身だと告げるとむやみに「いいな〜北海道」といわれることがあるけども。
北海道の歴史を考えるならばそうそうのんきに明るい土地ではないと思う。
今のように電車もなく飛行機もない時代に、ほとんど拓けていない土地へ移住する。
それは大変な決断だ。
東北辺りから移住した人は、もしかしたら上からの命令とかあったのかもしれない(←すんません、適当に書いてます。よく知りません)
私の先祖の1人は、和歌山辺りから来たという説がある。
「なして」が宮崎由来のものならば宮崎から移住した人が居るということで。
そんな遠いところから、わざわざ、遠い、わけのわからない土地へ移住するには、本当に大きな大きな決断が必要で、何故そうしたのだろう?と考えると、中には「俺の手で開拓するんだ!」というポジティブな人も居たかもしれないが、そこまでしてでも捨て去りたい・断ち切りたい何かがあって移住した人も少なくないのではないか、と思うのだ。
そして、開拓の際にはアイヌの人たちの犠牲があるわけで。
元々はそう明るい土地ではないのだ。

今はそんなの全く意識しないし、のほほ〜〜んと生まれ育った私がどーこーいうことでもないのだが。

コメント

ユウヒ
ユウヒ
2007年11月17日11:38

なして、そんなに違和感を感じることなく意味を理解できる私は東北の人間です。
なしてだべーw

のりえもん
のりえもん
2007年11月17日22:03

そうなんだー。
じゃぁ北海道の「なして」の出所は東北かもしれませんね。
関東・関西を飛ばして、東北と九州で同じ方言があるんだとしたら面白いですね。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索