[music?] 061203

2006年12月3日 音楽
観劇についての日記ではありませんが、劇団M.O.P「ズビズビ。」について少し触れています。
これからご覧になる方はご注意ください。
 
 
 
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「ズビズビ。」は約30分の短編のお芝居が4本という珍しい公演だったのですが、その中の1本が、一昔・・・いや三昔くらい前のジャズバンドのお話でした。

けっこう人気があるジャズバンドの主要メンバーの1人が、本場アメリカに行くといってバンドを抜けて渡米する。
その前後のお話。

その中でですね。
渡米後(実は死後)の話の中で。
やっぱり本場にはかなわない、というようなセリフがあったのですよ。(既にかなり記憶が曖昧。セリフはだいぶ違うと思います)
それを聞いて(観て)いて・・・。

ちょっと複雑な心持ちだったのですね。

私はちょこちょことジャズを聴いているので、劇中でジャズがババーンと扱われるのは嬉しい。

だけど、なんていうのかなぁ・・・。
普段ジャズを聴かない人がこのお芝居を見て、やっぱり日本のジャズって・・・て思った人が1人でも居たら寂しいなぁ、と思ったのですね。

このお話が古い時代の話だということはもちろんわかってる。
他のお客さんだって、もちろんわかっているでしょう。
でもね。普段聴いてなければ今の日本のジャズに対してもそういう印象を持ちかねないですよね。あのお芝居だけを観たら。

今の日本のジャズシーンはなかなか捨てたものじゃないと思うのですよ。

今だって本場はもちろんアメリカだ。
そして、世界各国で素晴らしいジャズをやってる人たちがたくさんいる。

でもなかなか、いいと思うんです。日本人ジャズメン。

なのでね。なんかこう、寂しかったのですよね。

(ま、言うてもね、私なんか狭く浅くしか音楽聴いてないですけどね。私の評価なんかどーでもいいんですが・・・。)

ま、ま、ま。
これはね。私が日本人ジャズメンが特に好きだからそう思うのであって、特に思い入れのない人はシンプルにお芝居として楽しんだだけで、私が懸念するようなことを思ったりはしないのかもしれないですけどね。
かも、っていうか、たぶんそうだと思うのですけどね。
自分で書いたことを自分で否定してますけどね。
でも、そう思っちゃうのですよね。好きだから。
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お芝居を観てそんなことを思ったその日の夜。
Yokohama Jazzy Nightを聞いてましたらね。
Around Jazz のコーナーに塩田さんがゲストで出演されていて。
そんでねぇ。塩田さんと松永さんとで、私的に「あぁ〜〜〜〜」って嬉しくなることをおっしゃってましてね。
ここでまた、妙なタイミングの同期を感じ。
一人で夜中にニマ〜〜〜っとしてたんですぅぅぅぅ。

それだけっす。

「日本人のミュージシャンの心とかオーディエンスの心が世界に向かって開いてきている」

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